「今日はカラーをしたので、一緒にトリートメントをするとダメージを抑えられますよ!」
「当店では、パーマやカラーのダメージを抑えるために、トリートメントがセットになっています。」
※ここで言う「トリートメント」は、美容室のメニューにある「サラサラな手触りが数日持続するトリートメント」のことです。
みなさんは、
美容室でする「トリートメント」は、パーマやカラーの直後のダメージを抑えてくれるもの。
パーマやカラーの後に「トリートメント」をしてもらうと傷まない。
というイメージを持ってるんじゃないかと思います。
しかしARCOでは、
特に「パーマやカラーの直後」にトリートメントをしてもらうことをオススメしません!!
パーマやカラー直後に「トリートメント」をすると、さらに傷みます!
パーマやカラー直後の髪は、
使った薬の成分の一部がまだ髪の中に残ってる状態。
残ったままだと、もちろん髪の毛にじわじわとダメージを与えてしまいます。
その余分な成分が残ったままだと良くないので、
美容室やお家で、それをある程度取り除くような処理をしたり、
毎日のシャンプーで少しずつ落としていくことが大事です。
しかしパーマやカラー直後にトリートメントをしてしまうと…
髪がサラサラになる「コーティング」のせいで、余分な成分が出ていかず、ずっと髪の中に残ってる状態になります!
見た目や手触りは数日良く感じますが、
中身はじわじわとダメージを受けます。
なので、特にパーマやカラー直後にトリートメントをすると、
髪が良くなるどころかさらに傷みます!
例えると、
体を内面からキレイにするために、
新陳代謝を良くして汗や毒素を出す方法がありますが、
全身の毛穴をコーティングで埋めて、見た目はキレイになってるけど体内の悪いものが外に出ない状態にしてるようなもので、
想像しただけでも具合が悪くなりそうですよね💦
溜まった悪いものは、出してあげることが大事で、出しやすい環境にしてあげないといけません。
じゃあなぜ美容師は、パーマやカラー直後にトリートメントを勧めるのか?
僕たち美容師は、
お客さんの髪を「美容室に来たその日」しか触ったり見ることができません。
だから、
パーマやカラー直後に、触った時にサラサラでダメージを感じなければ、
「髪をキレイにすることができた」と思ってしまうんです。
簡単に言うと、多くの美容師は、
お客さんの髪が、「美容室に来たその日だけ」キレイに見えれば満足してしまう。
「美容室に来たその日だけキレイ」というのは、
ハッキリ言って美容師の自己満足だと思います。
ARCOでは、
美容室に来た「次の日」からが大事だと思っています!
次の日から毎日、基本的なお手入れをキチンとできることや、
次の日からも変わらず良い状態をどこまで継続できるか?
そういった意味でも、
その場しのぎの、数日だけの「キレイな髪」になるトリートメントは、
パーマやカラー直後にはオススメしません。
みなさんは、
パーマやカラー直後に追加料金を払って、
さらに髪を傷ませますか?