最近ARCOでも、
「ブリーチ」をするお客さんが増えたような気がします。
- ブリーチ+カラー(ダブルカラー)
- ハイライト
- インナーカラー
などをするときに「ブリーチ剤」を使うことが多いです。
しかし「ブリーチ」という言葉を聞くと、みなさん、
「ブリーチしたら傷みますよね?」
と口を揃えて言われます。
ヘアカラーはなんの躊躇もなくするのに、
「ブリーチ」になると急にダメージを気にする方は多いです…
「ブリーチ」は傷んで「カラー」は傷まない?
まず、いきなりですが…
多くの方が普通にやってる「ヘアカラー」にも「ブリーチ剤」は入っていますよ!
これを言うと、多くの方がびっくりされます(笑)
ヘアカラーをするとなぜ髪の色が変わるのかと言うと、
「ブリーチ剤」で元々の色素を抜く「脱色」と、
希望の色に見せる「発色」を同時にしているから。
黒い髪の毛にどんな色を入れても色が見えませんが
脱色して髪が茶色や黄色になると色が見えやすくなります。
黒い画用紙に色を塗るより、白い画用紙に色を塗った方がキレイに見えるのと同じです。
ということで、
ヘアカラーでも、ブリーチでも、「脱色(ブリーチ)」はします!
もちろんヘアカラー剤のブリーチ力はそこまで強くないので、
ダメージ具合で言えば断然「ブリーチ剤」の方が強いです。
しかし、
「ヘアカラーは傷まないでブリーチは傷む」となると、
どちらもブリーチ剤が入っているのにヘアカラーだけが傷まないと言うのは、おかしなことになってしまいますよね😁
2つとも「ブリーチ剤」が入っているのに、ヘアカラー剤だけは傷まないと言われる理由。
もちろんブリーチのパワーの差で、ヘアカラーの方が傷まないように感じることもあるかもしれませんが、
ブリーチだと傷んで、ヘアカラーだと傷まないと思われてる理由は…
「手触りを良く感じさせる成分」(コーティング)が、ヘアカラー剤の方には多く入っているから。
実際、ブリーチをした髪をヘアカラー剤で染めると、
ヘアカラー剤に入ってるコーティングで、ブリーチした後のギシギシ感がちょっとマシになる(笑)
(もちろん、ヘアカラーでブリーチのダメージが回復したわけではありません)
実際はヘアカラーも、
手触り以上にダメージを受けているんでしょうが、
どうしても手触りでダメージ具合を判断してしまうので、
手触りが悪い「ブリーチ」だけが、傷むイメージがついてしまったんでしょうね。
「ヘアカラー」も「ブリーチ」もダメージはありますので、
ダメージのことも考えながら、無茶をしない程度にカラーを楽しみましょうね!