何のための、誰のための「オーガニック」?

みなさんこんにちは😃

 

 

 

 

 

投票日2日前に選挙のハガキが届き、ようやく選挙に行く気になれた岡部です😆

 

 

 

 

 

 

テレビでいろんな立候補者の話を聞いたり、

お店の前を選挙カーが通って行きますが…

 

選挙に立候補する人たちやその関係者ばっかり盛り上がって、

国民はどうかと言うと…💦

 

 

 

 

 

 

どうも「自分のため」に立候補したように感じてしまいます。

 

 

 

 

 

実は先日も、

ある「オーガニック製品」を紹介してもらった時、

似たようなことを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「売るため」にこだわった…?

 

 

 

美容室で使う薬や商品は、

「美容ディーラー」と呼ばれる仲介業者から紹介してもらったり買ったりするんですが、

 

先日、とある美容ディーラーさんと、その商品のメーカーの方がARCOに来られました。

 

 

 

 

メーカーの方
この度「オーガニック」にとことんこだわった商品が発売されたのでご紹介させてください。

 

 

 

と言うので聞いてみると、

 

 

メーカーの方
今の時代「オーガニック」が”売れる商品の大事なキーワード”になってるんですが、メーカーによってはオーガニック成分が少ないものもありますので、私たちはその「オーガニック」にとことんこだわり、本物の「オーガニック製品」を作りました!

(多少言葉は変えてますが、このような意味合いで言っていました)

 

 

 

 

 

そう、このメーカーの方は僕に、

「売るため」に、オーガニックにとことんこだわって作られた商品を紹介したんです。

 

 

 

 

 

 

 

それを使ったら、何かいいことがあるの?

 

 

 

 

 

岡部
それを使ったらどうなるんですか?

 

 

と、いつもの「意地悪」をする僕(笑)

 

 

 

 

メーカーの方
髪もサラサラになりますし、オーガニック成分が保湿や補修もしてくれます。

 

 

 

 

と、パンフレットの見たまんまを言うメーカーの方(笑)

 

 

 

 

 

そして終いには、

 

実物の蓋を開けて、僕に「香り」を嗅がせる😅

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、最終的にそれを使うお客さんにとって良いことって、

 

「サラサラ」「保湿・補修」「香り」???

 

 

 

そのために、ホントに「オーガニック」である必要がどこにあるのか?

 

 

「サラサラ」「保湿・補修」「香り」なら、

 

「化学成分」でも充分に良いものが作れます。

(補修は「回復」「治す」という意味ではありません)

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん…

結果は「不採用」😆

 

 

 

 

 

 

 

 

「売るため」に配合される、オーガニック成分。

 

 

 

 

「化学成分が体に合わない人でも安心して使ってほしい」

「オーガニック志向の人に喜んでほしい」

 

という思いで「オーガニック製品」を作ったんなら、

僕もそこに魅力を感じますが、

 

 

「オーガニック成分を配合すると売れるから」

「人気のオーガニック製品を作って、多くの人に買ってもらう」

 

 

という「売りたい」という思いで作られたようなものには、

僕は全く魅力を感じないし、

大切なお客さんにもオススメできません。

 

 

 

オーガニックは、

「自然」「体に良い」「安心」「こだわって作られた」

という、せっかく良いイメージを持ってるのに、

 

それが「売るため」に使われてるのは、何だか寂しいですね…

 

 

 

 

オーガニック製品を作って、ホントに喜ぶべき人は誰か?

 

もちろん、メーカーや美容ディーラー、僕たち美容師ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……と、また美容業界のグチをこぼしてしまうんです💦