こんにちは!
福岡市東区 若宮にある、
・小さい子どもを連れて美容室に行きたい方。
・スタッフや他のお客さんが多い、大きい美容室が苦手な方。
のための、「貸切美容室」
HAIR PLAYCE ARCO (ヘアープレイスアルコ)のパパ美容師
岡部 司 (オカベ ツカサ) です。

みなさん、「ツカサ」って呼んでくださいね〜(≧∇≦)
お子さんのカットの際、
お父さん、お母さんから希望されるのが、(特にお母さんが)

(NEWクレラップのCMより引用)
おでこが見えるくらいの短い前髪。(ショートバンク)
(ここまで短くはないけど(笑))
大人目線で見れば、
子どもの短い前髪って可愛い╰(*´︶`*)╯♡
童顔だから、
あんなに短くしても似合ってしまう。
(結局何しても可愛い)
でも…、
当の本人たち(子どもたち)は、
この「短い前髪」に切られることを、
どう思ってるんだろうか?
最近、保護者の希望でお子さんの前髪を短く切らせてもらう時、
思ってしまいます。
少し前ですが、
「子どもの前髪を、おでこが見えるくらい短く切ってください。」
と、カットに来てくれた、小学生の女の子のお母さんから言われました。
そして女の子にも、
「じゃあこれくらい切るけど、いい?」
と確認し、
その長さにカットしました。
全体のバランスに合わせた、
おでこがちょっと見えるくらいのショートバングになりました。
本人もちょっと嬉しそうでした(^ ^)
しかしそれを見たお母さんが、
「まだまだ短くて良いです」
と、僕に伝えました。
これ以上切ったら「クレラップの女の子」のような前髪になるなぁ…
大人から見たらそれはそれで可愛いけど…
と思いながら、
一応女の子に確認しました。
「お母さんがまだ短く切ってって言よるけど、切っていい?」
すると、
「え?」って表情をした女の子。
そして女の子も、
「ママ、まだ短く切らんとダメ?」
と、自分の気持ちを素直にお母さんに伝えました。
するとお母さんが、その女の子に言いました。
「前髪すぐ伸びるし、短く切っとかんとまたすぐ切りに行かんといけんやん。
そんなしょっちゅう髪切りに行かれんと!」
結局、
お母さんがあの時「まだまだ短くて良いです」って言ったのって、
「女の子のため」というより「自分のため」?
僕はそのように感じてしまいました。
髪を切られている、当の本人である、
その女の子の気持ちや似合わせを考えると、
僕はこれ以上短く切りたくなかったし、
この子のために、これ以上短く切ってはいけないと思いました。
だから僕はお母さんに、
「バランス的にはこのくらいが一番可愛いと思うし、これ以上切ったら顔が大きく見えるから、長さはこのぐらいが良いと思います。
ちょっとだけ軽くしてもう少しだけスッキリ見せてもいいかなと思いますよ♪」
と伝えました。
お母さんも僕の言葉に納得してくださり、
再度それを女の子に確認すると、
女の子もなんとなくホッとした感じでしたε-(´∀`; )
最終的には、
お母さんも女の子も笑顔で帰ってくれましたが、
今回のことで僕自身もいろいろ考えることもあり、
改めて「子どものカット」について、
こうやってみなさんに伝えたいと思いました。
もちろん、
ご家庭の事情、親御さんの事情もあると思います。
しかし、特に女の子は、
小学生にもなれば、
「可愛い自分でいたい」という気持ちは大人と同じくらい持ってるように感じますし、
その子の「好み」もしっかりありますし、
クラスメイトやお友達からの反応も気になってくると思います。
その気持ちを汲み取らず、
「親御さんにとって都合のいいヘアスタイル」にされるお子さんは、
果たして、
どんな気持ちで髪を切られてるのかな…?
きっと、
親御さんの都合って、子どもからしたら、
知ったこっちゃない( ̄∇ ̄)
子どもさんのためを想って、
例えば、
前髪が目にかかったらいちいちかき分けて勉強に集中できないだろうとか、
伸ばしっぱなしで毛先がバッサバサなのは可愛く見えないだろうとか、
親御さんや僕たち理美容師が、教えたり導いてあげることも大事ですが、
お子さんの髪の毛、ヘアスタイル、カットの時間は、
決して「親御さんだけのもの」ではないと思います。
美容師として、
一番喜んでもらいたいのは、
髪を切る、当の本人の「お子さん」ですね(^_−)−☆
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