今日は、先日のブログのお客さんのパーマを比較してもらいたいのですが、


(真ん中のボタンを押しながら左右に動かしてください)
乾かす前と乾かした後、ウェーブの大きさが違いますよね?
これって……失敗?
パーマの特徴「乾かすと緩くなる」
もちろんこれは失敗ではなく、
そうなることを前提としてやってます。
このように、
「パーマ」は、髪が濡れてる時と乾かした時とで、カールやウェーブの大きさが変わるんです!
たまに、
って言われることがあるんですが…
と答えざるを得ません(笑)
髪質によってはその「差」が大きかったり、
逆に少ない方もいるんですが、
多少なりとも乾かせばゆるくなります。
もちろん、薬のパワーが弱かったり、薬の使い方や置く時間を間違えてそうなる場合もありますが、
キチンとやってもそうなりますので、
乾かして緩くなったからといって全てが失敗ではありません。
僕たち美容師もそこを計算して、髪の毛に巻くロッドの大きさや巻き方を考えてやっています。
乾かして緩くなったほうがいい?
ヘアスタイル等によりますが、
ショートの場合は、
乾かして緩くなったほうが、自然で馴染みやすいパーマになりやすいです!
ショートで「クッキリなパーマ」って不自然だと思うし、
「巻き髪風」はないだろうし(笑)
あと、今回のヘアスタイルのように、
ゆるふわな大きめのパーマや、
ラフな仕上がりにしたい時にも向いてると思います。
逆に、
ミディアムやロングでクッキリしっかりかけたい場合は、
乾かしても緩くなりにくい「デジタルパーマ」などの熱を使うパーマの方が向いてます。
しかし、ダメージも大きく、持ちがいい反面ヘアチェンジがしにくいこともあります。
「パーマ」は緩くなるし、デジタルパーマに比べて持ちは良くありませんが、
その分ヘアチェンジをしやすいといういい面もあるんです!
「パーマ」と「デジタルパーマ」はどっちがいい?
よく、
デジタルパーマの方が、普通のパーマより優れたパーマ。
と思ってる一般の人や、
お客さんにそう伝えている美容師もいますが、
それぞれ特徴があり、それぞれ良い部分があるので、「どちらがいいか?」と比べるものではありませんし、
どちらが良いかはお客さんやヘアスタイルによって変わります。
ヘアスタイルやライフスタイルに合わせて、
良い方を選べば良いと思います。
…って、ARCOには現在「デジタルパーマ」はないんですけど(笑)
デジタルパーマがない理由は、また後日書きます(気が向いたら)