僕たち美容師は、お客さんの「ヘアスタイル」を変えることはできますが、
「髪質」を変えることはできません!
「髪質」は、みなさん一人ひとりが持っている、
その人だけの特別なもの。
僕たち美容師はそれを「活かす」ことしかできないんですよね〜😁
いつも希望のヘアスタイルにならないのは?
先日、初めてお問い合わせいただいた方から、ヘアスタイルについてご相談されました。
希望のヘアスタイルの写真を何枚か見せてくださり、
と、希望のヘアスタイルにいつもならなくて、どうしたら良いのか悩んでいるようでした。
その方が送ってくれた何枚かの写真に共通しているのが、
「髪質」が柔らかい。
ペタンとなりやすいですが、軽くて、ヘアカラーをしたらすぐに明るくなってくれるような髪質でした。
しかしその方の髪質は…(実際に見ていないので内容を元に)
ハリ、コシがしっかりある「硬めの髪質」
軽く見えにくく、ヘアカラーも赤みが出やすい、日本人に多い髪質。
そして、毛量が多いので、より重たく見えてしまいます。
その方が、いつも梳いてもらっても軽く見えなくて、
希望のヘアスタイルにならないのは、
おそらく「髪質」によるものが大きいかもしれません😅
髪質を「活かす」ということ。
硬くてハリのある髪質だと、
いくら梳いても軽く見えないということは多く、
梳き過ぎると今度はピンピンハネてまとまらなくなります。
しかし逆に、
・柔らかい髪質ではなりにくい、「クッキリしたパーマ」にしやすい
・ショートボブなどは、自然なボリュームと丸みが出やすい
・ロングのストレートヘアがキレイになりやすい
などの、
ハリのある硬い髪の方が向いている事、ヘアスタイルもあるんです!
なりたいヘアスタイルやイメージも大事ですが、
そこばかり追い求めるのではなく、
自分の「髪質」に適したヘアスタイルを探してみるのも良いんじゃないでしょうか?
それが、僕がその方に伝えた提案です。
(あとは、パーマで柔らかさを出すか、カラーで明るくして軽く見せるか、と提案しました)
僕は、髪質は顔や性格と同じ「個性」だと思います。
それぞれ違うから良いわけであって、
これがもしみんな同じ髪質なら、
みんな似たようなヘアスタイルになってきっと楽しむことなんかできません。
(美容師もきっとやりがいがなくなるかもしれませんね)
インスタ映えするヘアスタイルよりも、
あなたらしいヘアスタイルを、今一度探してみては?