みなさんこんにちは😃
気が付いたらARCOもオープンしてもうすぐ4年…
「歳を重ねるとだんだん月日が経つのが早くなる」というのを改めて実感している、岡部です😊
本格的に秋になってきたので、
そろそろ秋冬の洋服を買いに行こうと思ってます。
僕は洋服を買う時に、あちこちのお店に行くことはあまりせず、
だいたい行くお店は決まってます。
その行くお店(2〜3件)に共通しているのが、
店員さんがしつこく話しかけてこない。
どっちの服にしようか迷ってる時に相談に乗ってくれるときはすごく嬉しいのですが、
そのお店に入った瞬間からいきなりその店員のオススメの服を紹介してきたり、
ちょっと手に取った服をいきなり説明されると、
どんなにいいものがあってもそのお店を出てしまうんです。

店員さんの「売りたいオーラ」が滲み出ちゃってるんです…
あっ……コレって美容室でもよくあることだ…
美容室に行くと、「商品」を勧められる…
「お家ではコレを使ってください!」
「コレ、新しく出たオススメのオイルで、◯◯成分が…」
特に大きい美容室では、こんな販売トークが当たり前です。
お客さんは、
特に買いたくないけど、あまりにしつこいから買わないといけないような雰囲気になったり、
買わないと帰してもらえない気がしたり(笑)
お客さんが、その商品に興味を持って気になってるから勧めるというならわかるんですが、
明らかに目線逸らされ、嫌がってる雰囲気出してるのに、
何であんなに勧めてくるんでしょうね…
その多くの場合が、
その美容師自身のため。
詳しくお話しましょう!
・自分の給料が増える。
美容室によって様々ですが、
商品の売り上げの◯%が給料に上乗せされることが多いです。
お客さんに商品を勧めながら、
頭ではお金の計算してる美容師もいるかもしれませんよ(笑)
そう考えると、
もしあなたがその美容師さんを応援したくて、売り上げに貢献したいのなら、
協力するつもりで商品を買ってあげるとすごく喜ばれますよ😆
(ホストやキャバ嬢みたいですね…)
・お店のノルマに追われて…
「今月はこの商品をみんなで100本売りましょう!」
など、
美容室によっては「ノルマ」を課せられるところもあります。
オーナーや店長から、
目には見えない「圧力」をかけられたり、
目標を達成できないときはスタッフが買い取りする場合も…😅
「販売ノルマがない」というのは、
今や美容室にとって「スタッフを募集するアピールポイント」になったりしています。
・「商品の売り上げが、全体の売り上げの10%以上なら優秀」という話を信じ込んでいる。
商品メーカーや、その商品を美容室に持ってくる「美容ディーラー」、「経営の勉強大好きです」っていう美容師、美容室オーナーは、
こういう「数字」が大好き❤️
商品売り上げは、この「10%」が基準になるようで、
それ以下だと、
「もっと販売に力入れましょう!」
と励まされ、
それ以上だと、
「すごいですね!!!お客さんに信頼されてる証拠ですよ!!!」
と褒めちぎられます(笑)
メーカーによっては、そんな優秀な美容室を表彰し、
他の美容室の販売意欲を高めようとするところもあるんです。
メーカーや美容ディーラーは、
僕たち美容師がお客さんに商品を売ってもらわないと、
自分たちが儲からないから困るわけで、
そんな「数字」に惑わされ、「優秀」という名誉が欲しい美容師は、
せっせとお客さんに商品を勧め、
その売り上げの数字を見て「お客さんにどれだけ信頼されているか」を確かめているわけです。
しかし、そんな「数字」だけで、
ホントに「信頼されている」と言えるかというと、
そんな想いで売ってるからきっと、
中にはしつこく勧めてくるから仕方なく「買わされた」お客さんもきっといるわけで、
そうなるとそれは、
「信頼」ではなく「不信感」になります。
「信頼」は数字で測るものではないですよね😁
僕が考える「商品の販売」
いろいろ書きましたが、
そんな僕も、
お客さんにとってホントに必要だと思うものがあれば、
ARCOで取り扱ってる商品を紹介したり、
取り扱ってるものじゃないものを紹介することもあります。
特に商品売り上げ10%を目指してるわけでもないし、
他の美容師から「優秀な美容師」と思われたいとも思いません。
お客さんが使いたいと思うものを使えば良いだけの話だと思うので、
施術中にシャンプーや商品をしつこく勧めることはしないですね。
自分がされても嫌なので。
ブログでは時々紹介したり勧めることもありますが(笑)
興味を持ってくれるだけでも良いかなぁって感じです。
ただ売れればいい、買ってくれたら良いんじゃなく、
その商品を使いたいと思ってくれた方が、その商品を大事に使ってくれること。
それが僕は一番大事だと思います。
いつもより増してアツくなってしまいましたが💦