こんにちは!
福岡市東区 若宮にある、
・小さい子どもを連れて美容室に行きたい方。
・スタッフや他のお客さんが多い、大きい美容室が苦手な方。
のための、「貸切美容室」
HAIR PLAYCE ARCO (ヘアープレイスアルコ)のパパ美容師
岡部 司 (オカベ ツカサ) です。
みなさん、「ツカサ」って呼んでくださいね〜(≧∇≦)
先日、お客さんからこんなお話を聞かせてもらいました。
そのお客さんには小学生の娘さんがいて、
よく娘さんの様子を聞かせていただき、
そしてその娘さんも、ARCOにカットに来てくれるお客さんです(^ ^)
「娘の友達で、いつも一緒に学校に行ってる子がね〜、この間美容室で髪をバッサリ切ったらしいんよ。
そしたら次の日から何日か、”学校に行きたくない!”って言って、娘が迎えに行っても家からなかなか出てこなかったんだって。
少し日にちが経って、その子に聞いたら、
“男の子みたいに髪が短くなったから…。
ホントは長い方が良かったのに…。“
って言ったらしいんよね…。
その子のお母さんは朝早く家を出るお仕事をされてて、
髪を乾かしたり結んだりがなかなかできないから、
短く切るようにお願いしたんかなぁ…って思うんだけど、どう思う?」
と、僕に話してくれました。
僕はこの話を聞いた時、
実はちょっと「ドキッ」としたんです。
以前、
他のお客さんのことですが、
親子でARCOに来てくれて、
お母さんの方から、
「長いと乾かすのに時間がかかるし、引っかかるから、バッサリとショートに切ってください!」
ってお願いされたことがあります。
たしかに伸びてバランスが悪かったので、
バッサリ切って良いなら、切った方がスッキリするし、手入れもちょっとは楽になるだろうと、僕は思い、承諾しました。
しかし、
髪を切られる当の本人(娘さん)は、
ちょっと微妙な表情…
「お母さんからバッサリ切ってって言われたけど、いい?」
と、一応確認すると、
首を縦には振ってくれましたが、
なんか乗り気じゃない…
まだ小学校低学年の女の子だったからか、
本人の中にも、
「お母さんが言ったようにしないと…」
って気持ちもあって、首を縦に振ったのかもしれないけど、
その娘さんの「本当の気持ち」は聞けぬまま、
お母さんの希望に合わせ、ショートにバッサリ切らせてもらいました。
短くなった仕上がりを見て、
もちろんお母さんは喜んでくれました。
しかし、
娘さんは、ニコッとはしてくれましたけど、
心から喜んでるような感じではなかったように感じました。
僕自身は微妙にスッキリしないまま、お母さんと娘さんは帰られました。
先日のお客さんのお話を聞いて、この事を思い出し、思いました。
もしかしたらあの時の女の子も、ホントはあまり短くしたくなかったのに、それを言うことができず、実は我慢してたんじゃないか…?
そして、娘さんの表情になんとなく気付いていたのに、
なんでお母さんの希望に合わせて切ってしまったんだろうか…
なんでもっと「娘さんの本当の気持ち」に向き合わなかったんだろうか…
髪を切る側である僕が、
娘さんの気持ちも汲み取った上で、
お母さんに別のヘアスタイルや
乾かしやすく手入れのしやすい提案もできたかもしれません。
だから僕は先日のお客さんに「どう思う?」と聞かれ、
「もしかしたら、その子の思いとお母さんの思いが、共有できてなかったのかもしれませんね…。
お母さんも、切った美容師さんも、その子の”本当に気持ち”をもっと聞いてあげるべきだったでしょうね〜。」
と、自分に言い聞かすように答えました。
親御さんの思いももちろん大切ですが、
カットされる本人である、お子さんの気持ち、思いにも、
もっとしっかり向き合わないといけないなぁと思った出来事でした(^ ^)
ここで、
お子さん(特に女の子)のカットをご希望する親御さんにお願いです。
子どもの髪を乾かすのが時間がかかるから…
朝、結んであげたり編み込みとかできないし…
髪を切ってスッキリしてほしい!
長い髪でいてほしい!
という、親御さんの思いもあり、
お子さんを想ってのことだったりもあるかもしれませんが、
髪を切りに行く前に一度、
「お子さんの声」を聞いてあげてください。
まだまだ自分で判断できないことももちろんあって、
親御さんが決めてあげる方がいいこともあるかもしれません。
しかしお子さんも、
好きなヘアスタイル、
どうなりたいか?
という想いや好みは、きっと持ってると思います。
ホントはどんなヘアスタイルになりたいのか?
そもそも切りたいと思っているのか?
そこを一度聞いてから、
親御さんの想いや提案があってもいいんじゃないかと思います。
親子で希望が違ったり、迷った時は、
僕たち理美容師に相談してください。
僕たち「プロ」から見た提案もありますし、
お子さんは第三者の意見は素直に聞いてくれることも…(≧∀≦)
お子さんが納得してないのに髪を切るのはやはりかわいそうですし、
切る側である僕たちも、時に辛いこともあります。
大事なお子さんであり、大事な髪であるから、
お子さんの「想い」も大事にしてあげたいですよね!