31センチ越えバッサリカット!【ヘアドネーション】でみんな笑顔にな〜れ♪

こんちはー!

福岡市東区の千早、香椎の近く、若宮でボブとショートヘアなどの短いヘアスタイルばっかり切ってる美容師、

「ショート&ボブクリエイター」の岡部ツカサです。

 

 

最近は少し暑くなってきてるせいか、

「ヘアスタイルを変えたい!」「スッキリしたい!」というご希望をいただき、

バッサリと切らせていただくことが多くなってきてます(*^^*)

 

 

カットの後にどっさり床に落ちた大量の髪は、

ごくごく当たり前のようにちりとりに入れてゴミ箱に捨てるんですが、

その「要らなくなって捨てる髪の毛」で、

他の誰かを笑顔にすることができるって、

 

知ってますか?

 

 

切った髪の毛で「もう一つの笑顔」を。ヘアドネーション

 

数年前にある俳優さんが髪をバッサリ切って、その切った髪を病気や事故で髪を失った子どもたちに無償提供する「ウィッグ」を作るための髪として寄付をしたことがキッカケに、

その活動「ヘアドネーション」が日本でも急激に広がったそうです。

 

一時はテレビやSNSやいろんなところで見たり聞いたりすることが多かったけど、

最近は目にしたり耳にする機会が減ったような…

 

アルコでもその数年前、初めてきてくれたお客さんが「ヘアドネーションをしたいから寄付できるように切ってください」とお願いされたり、

ヘアドネーションについて聞かれることも多かったように感じます。

 

 

そんな中、とある小学生の女の子が僕に、

「私も髪を伸ばして寄付をしたい!」

と話してくれました。

 

その時は肩につくらいの長さで、寄付に必要な長さ(31センチ以上)を切るには程遠かったけど、

そこから頑張って伸ばしていこうと話をして、

約2年半、時々毛量調整や毛先を揃えながら、

 

 

ここまで伸ばすことができました( •̀∀︎•́ )✧︎

 

 

ヘアドネーションの一部始終。

 

まず、

カット後のヘアスタイルも考慮しながら、

31センチ以上の毛束になるように髪を結んでいき、

 

その毛束を切っていきます。

 

 

せっかくなので、1本自分で切ってもらいました(。-∀︎-)ニヒ♪︎

 

 

切った髪の毛の束がこちら。

コレをヘアドネーションの活動の団体にご自身で送って寄付をします。

(以前は美容室で送ってもらうことができたそうですが、現在はお客さん自身で送らないといけません)

 

 

…というのが「ヘアドネーションのためのカット」の一連の流れ。

 

 

ここから先は、

この子が可愛くなるためのカットをしていきます。

 

 

ヘアスタイルがガラッと変わることに、

ワクワクとちょっぴり不安な様子でしたが笑

 

二人で長さやバランスを確認しながら、

その時間を楽しむように切っていくと…

 

 

 

 

とっても可愛くなりましたd(≧︎▽︎≦︎*d)

 

 

 

最近人気の「ぱつっとボブ」にチェンジして、

ちょっとお姉さんになったんじゃないかなぁ〜( ´∀`)

 

ドライヤーでブワーッと乾かすと割とまとまってくれるんで、

髪のお手入れは相当楽になったことでしょう笑

 

 

期待以上の変身に、本人も大満足!

学校に行ったらいろんなお友達から声かけてもらって、嬉しかったそうです

 

 

 

今回のヘアドネーションから可愛いボブに変身する様子は、

 

YouTubeでじっくりとご覧くださいね!(チャンネル登録もよろしく!)

 

 

「髪の毛を寄付する」は良いこと?

 

このブログをここまで読んでくれた人の中にはもしかしたら、

「困ってる人のために良いことをしたね!」と思ったり、

 

今までにヘアドネーションの活動をどこかで見たり聞いたりした時に、

「素敵な活動だ」と思った人もいるかもしれません。

 

 

もちろん、困っている人のために何かをしたいという想いは素晴らしいと思うんですが、

僕は「寄付に以外にもできること」「寄付より大事なこと」もあると思うんです。

 

 

それは、

髪がないからウィッグを付けないといけない、

髪の毛がないのはおかしい、恥ずかしい、

という「世間の風潮」を見直す。ということ。

 

 

 

僕も正直、今回のヘアドネーションのカットをさせてもらう前、

髪の毛やウィッグを作るための資金を「寄付する」ことだけに意識がいってたし、

ウィッグを提供して付けてもらうことで、その子どもたちの悩みが解決できるから良いじゃん!

これから「良いことをするんだ!」って思ってました。

 

 

でも、その子どもたちがみんな「ウィッグを付けたい!」って思ってるか?というと、

もしかしたらそうじゃない子もいるんじゃないか?と、ふと思ったんです。

 

 

今の世の中は「髪の毛があるのが当たり前」である感じがあって、

髪の毛がなかったり極端に少ないと、それは「珍しい」となってしまい、

そのことでの周りの目や雰囲気が気になって、

「仕方なくウィッグを付ける」という子もいるんじゃないかなぁ…って。

 

だから、「髪の毛を寄付すること」だけじゃなく、

「寄付をしなくても良い世の中になる」ことも一緒に考えて行けたら良いですよね。

 

 

 

ウィッグを付けるかどうかを本人が何も気にせず自由に選べて、

「髪の毛があることが当たり前」という世間の風潮をなくす。

 

「ジェンダーレス」「LGBT」が世間的におかしいことでもなんでもなくなってきてるのと同じように、

世間の風潮や意識が変わっていくといいなぁと思うし、

美容師である僕にできることも考えていきたいですね(*^▽^*)