「トリートメント」について、さら〜っと書いてみた②

こんちはー!

ボブやショートなどの短いヘアスタイルのカットが大好きな美容師、

岡部ツカサです!

 

 

 

前回から始まった、

「トリートメントについて、さら〜っと書いてみた」シリーズ!!

 

 

今日はその第二弾です(。-∀︎-)ニヒ♪︎

 

前回の記事

↓↓↓

「トリートメント」について、さら〜っと書いてみた①

 

 

ネットやSNSで話題の「ヘアマスク」ってどうなの?

 

ということでいきなり、この商品、知ってます?

 

 

 

コレ、

今やネットやSNSで大人気のヘアマスク

「fino(フィーノ)」(資生堂)

 

 

美容室専売品じゃなく、

ドラッグストアで売ってるヘアマスクなんだけど、

 

割と入手困難で、

商品棚に置いたらすぐに売り切れるらしい(;゚∀゚︎)

(ドラッグストアで働いてる、アルコのお客さんが言ってたもん!)

 

 

このヘアマスク自体は随分前から発売されてたみたいなんだけど、

ここ2〜3年前からバズった(人気に火がついた)んですよね。

(ネットって恐ろしいわ〜)

 

 

この「fino」を筆頭に、

一般的に注目されている「ヘアマスク」

別名「ヘアパック」(・∀・)

 

 

「トリートメントとは何が違うの?」

「髪にダメージが気になる私も使った方が良いの?」

 

と実は気になってる方や、ヘアマスクについて知らない方に向けて、

さら〜っと書いていきます(*^o^*)

 

 

 

ヘアマスクは「数日に一回の髪の内部補修」???

 

 

一般的に言われてるのが、

「ヘアマスク」は、普段のトリートメントやコンディショナーと併用して、

数日に一回髪に浸透させ、ダメージ部分をしっかり補修する「集中ケア」

 

 

でも、

ネットやSNSでその仕上がりの感想を見たり聞いたりしてると、

「サラサラになります!」

「ツヤツヤになります!」

と、見た目や手触りのことばかり( ̄∀ ̄)

 

 

まあ、

「こんなに内部補修しました!」と言われたところでピンとこないだろうし、

特殊な顕微鏡でいちいち見ることもできないし笑笑

 

見た目や手触りの方が、

「髪にいいものなんだ!」ってことが伝わりやすいのかもね。

 

 

でも、実は、

内部をどうこうしたところで見た目や手触りが一瞬で劇的に良くなる…なんてことはなく、

 

見た目や手触りを一瞬で良くしようと思ったら、

髪の表面にしっかりと「コーティング」する以外に方法はないんです(≧∀≦)

 

顔のお肌を綺麗に見せるのに、ファンデーションを付けるのと同じようにね。

 

 

だからヘアマスクをつけてツヤツヤサラサラになるのは、

内部補修でもなんでもなく、

トリートメントやコンディショナーと同じく、「髪の毛の表面に強力なコーティングをしたから」なんです(○︎´艸`)

 

 

「髪に栄養分や成分を浸透」しても…

 

 

僕たち人間が元気でいるために栄養や成分の摂取が必要なのは、

「生きているから」なんです。

 

死んでしまった場合、いくら栄養を与えても生き返ることはないですよね。

 

 

 

じゃあ、「髪」は?

 

 

 

実は「髪」って、

「毛根」から生えてきた「もともと死んでる細胞」なんです。

 

「毛根」は髪の毛を作るために生きていますが、毛根で作られた「髪の毛」は生きていません。

どっちかといえば布のような「繊維」に近いもの。

 

 

現にさ〜、

髪の毛切ってもらって「痛い」って感じないでしょ?(≧∀≦)

 

もし髪の毛が生きてる細胞だったら、

カットの時、毎回痛すぎて地獄ですよアワワ ヽ(´Д`;≡︎;´Д`)丿 アワワ

 

 

というところから、

髪の毛に栄養や成分を浸透させても、

ただ「異物が髪の内部に入ってきた」だけのこと。

 

 

まあ、髪の毛って傷むと「骨粗しょう症」のように中身がスカスカになるから、

その部分のちょっとした「穴埋め」にはなるかもしれないけど、

それもシャンプーとかしてたらどんどん落ちていくしね。

 

 

ヘアマスクが必要な場合ってある?

 

 

という感じで若干けちょんけちょんに言われっぱなしのヘアマスクですが笑笑

 

じゃあ必要ないか?と言われるとそんなこともない。

 

 

 

髪にとっても人間にとっても、

一時的にでもツヤツヤサラサラに見せたり感じるようにすることも必要な場合もあると思います。

 

 

パーマやカラーで髪に無茶をさせすぎて髪の毛同士が絡まってどうしようもないとか、

ダメージのせいで乾かしたらパッサパサになってまともな状態を保てないのであれば、

ヘアマスクの強力なコーティングが助けてくれる場合もあるかも。

 

「一時的に誤魔化す」ということも、髪の場合は必要な時もあります♪

 

 

ヘアマスク、「使い方」には十分気をつけて!!

 

 

トリートメントやコンディショナー以上に、

ツヤツヤサラサラにしてくれる「ヘアマスク」

 

それだけ「コーティングの力が強い」とも言えます。

 

 

だからこそ、

ヘアマスクの「使い方」には十分気をつけて欲しいんです!

 

 

どのヘアマスクもだいたい、

「数日に一回のペースで使ってください」

「週に一度髪に付けてください」

って小さく書いてると思うんですけど、

 

 

コレ、美容師としては「絶対に守っていただきたい大事な注意事項」なんです!!!

(だから小さくじゃなく、大きく書いておいて欲しい!)

 

 

 

 

その「強力なコーティング」が故に、

トリートメントやコンディショナーのように1回や2回のシャンプーごときじゃ落ちないものが多いんです。

(さらにほとんどのシャンプーは洗浄力が優しいから、余計に落ちない)

 

 

そんなヘアマスクを頻繁にとか、毎日のように使っていたら、

「強力なコーティング」がどんどん重なってしまって、

髪が硬くてツンツンするような感じになったり、

しっとりしすぎて重たくなってしまいます(;゚∀゚︎)

 

 

 

それだけじゃなく、

その「コーティングの重ね付け」が原因で、パーマやカラーの薬がうまく作用せず、

「パーマがかからない」「白髪が染まらない」

っていうことに繋がります(T∀︎T;)

 

 

 

 

お薬でも「用法、用量を守って正しくお使いください」と必ず書いてるように、

ヘアマスクやトリートメントも「使い方」が一番大事。

 

お薬だって、

たくさん飲めば良く効くってこともないし、

むしろたくさん飲めば「毒」にもなります。

 

ヘアマスクやトリートメントも一緒です。

 

 

 

 

で、ついでにお伝えすると、

 

美容室でパーマやカラーをしてもらう際は、

美容室に行く前の1週間はヘアマスクを使わない方が良いです!

それだけでも仕上がりの影響するぐらい、僕たち美容師の仕事って繊細なんです(*^^*)

 

 

 

続く…