「映え」たらそれでOK?SNSが「当たり前」「日常的」になってる今、改めて感じたこと。

こんちはー!

 

福岡市東区の千早、香椎の近く、若宮でボブとショートヘアなどの短いヘアスタイルばっかり切ってる美容師、

「ショート&ボブクリエイター」の岡部ツカサです。

 

 

先日、久しぶりに長時間の空き時間ができたので、

 

買ったままずっと放置してたお人形さんを使って、カットの研究( ・ㅂ・)و ̑̑

 

美容師になってもうすぐ20年目になりますが、

時代の変化でヘアスタイルもどんどん変わるので、僕たち美容師も常に勉強や研究をして「アップデート」することは大事なんですよね。

 

 

そんな先日、改めて思ったのが…

 

 

「映え」と「現実」

 

みなさんが普段、SNSやネットでみるショートヘアって、

 

最初に見せたお人形さんの写真より、こっちの方が近いかと思います。

 

 

どちらもそれぞれステキなヘアスタイルだと思いますが、

この2つのヘアスタイルの違いって、単純に「スタイリング」「セット」の違いだけ( ̄▽ ̄)

 

左側は、ドライヤーでぶわーっと乾かしてヘアオイルをササっと付けてスタイリングしてて、

比較的お客さんがお家で自分でもしやすいヘアスタイルです。

 

反対に右側は、

ドライヤーとブラシでブローをして、ヘアアイロンでしっかりと形を整えた後、ヘアオイルとヘアバーム(ヘアバター)を混ぜて全体にしっかり付けて、櫛で細かく束感や透け感や毛流れを整えたスタイリング。

 

↑この説明を読んだだけでも「難しそう…」「手間がかかる」と思ったでしょうが(≧∀≦)

まさに、手間をかけてしっかり作り込んだヘアスタイルなんです。

 

 

「時短」「タイパ」を考えると…

 

 

‥という感じで、

同じカットでも、手間のかけ方や方法で仕上がりや雰囲気が大きく変わってしまう「スタイリング」

 

みなさんが普段よく見る雰囲気にしたかったら、やはりスタイリングに時間と手間をかけたり、使うアイテムもそれなりに必要ですが、

「時短」「タイパ(タイムパフォーマンス)」「楽ちん」が求められてるこの「忙しい毎日」において、

 

もしかしたらこっちのヘアスタイルは「現実的ではない」かもしれないですよね( ̄∇ ̄)

 

 

というところから僕が思うのは、

普段SNSやネットで見るヘアスタイルって実は、

「映える」ように作り込まれてて、現実的ではないヘアスタイル。

なんですよね(○︎´艸`)

 

 

SNSやネットの世界では、

↑こっちのほうがもはや「普通」「当たり前」になってますが、

 

美容師ではない「一般の方」がスタイリングすること、ライフスタイルや「自分で自分の髪をスタイリングする難しさ」などを考えると、

本当はこっちの方が普通で当たり前で、「現実的」なのかもしれないですね(^^)

 

 

「現実」と「非現実」どちらも楽めたらいいね!

 

とは言いつつも、

僕もお客さんの髪を切ってスタイリングする時、

多少なりとも「プロのスタイリング」っていうのをさせてもらいます(。-∀︎-)ニヒ♪︎

 

 

「美容室に行って髪をきれいにする日」が、

いつもとちょっと違う特別感のある日になっても良いんじゃないかなぁと思うので、

アルコに来てくれた日は、僕がするスタイリングでしっかりおしゃれにさせてもらってます。

 

 

ただ、次の日からご自身の髪をスタイリングしてステキにするのは、僕(美容師)じゃなくて「お客さんご自身」

 

そのことも僕は大事にしてるので、

お客さんには僕がスタイリングをする前に、

 

ドライヤーでぶわーっと乾かしただけの状態(↑)だとどうなるか?

お家でご自分でササっとスタイリングしたらどういう雰囲気に仕上がるか?

さらにヘアアイロン等のアイテムを使うと…など、

 

次の日から、アルコに来ない日に起こりうること、お家で自分でおしゃれにスタイリングするために必要なことをお伝えしています。

 

 

 

SNSの世界ではどうしても「映え」が優先してしまいがちで、

そのせいで「現実」と「非現実」の境目が、良くも悪くもわからなくなっています。

 

 

「現実」と「非現実」

どちらも楽しめたら良いですよね♪︎♪︎(*´▽︎`*)ノ゙

 

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