こんちはー!
福岡市東区の千早、香椎の近く、若宮でボブとショートヘアなどの短いヘアスタイルばっかり切ってる美容師、
「ショート&ボブクリエイター」の岡部ツカサです。
今現在、ブログの更新は週に1回程度で、(2週間に1回の時もあるけど笑)
決して更新頻度は多くないけれど、
それでも僕が書いたブログをこまめに見てくれるお客さんがいてくれたり、
過去のブログを読んでくれたことをキッカケに初めてご来店入れくれる方も多くて、
本当にありがたいですm(_ _)m
そして時には、アルコの「LINE公式アカウント」から、髪についての質問やご相談をいただくこともあり、
そういったご縁も大事にさせていただきたいと思い、僕の知識や考えを元に回答していますが、
今回のブログは、そのご相談内容がテーマです( •̀∀︎•́ )✧︎
約1年前から「フケ」に悩んでます…。
「約1年前からフケに悩んでて、毎日、枕をポンポン叩くと粉が舞って落ちてきます。
皮膚科では、特に病的ではないとのことですが、頭皮にかゆみが出た時はステロイド剤を使用しています。
シャンプー剤やヘアケア商品を見直したり、頭皮を泡で優しく洗うように心がけていますが、いつかはフケが落ち着いてくるのか心配になりましたので相談しました。」
※LINEで送っていただいた内容を一部抜粋しています。
髪の悩みと同じくらい多い「頭皮の悩み」
僕も20代半ばの頃に「フケ」や「かゆみ」に悩み、ひどい時には湿疹が出て大変だったことがありますので、
その悩みやお気持ちも、過去の自分を思い出しながらお察しました。
「頭皮」に関しては結構医学的な部分にはなってくるので、
皮膚科のお医者さんの方がしっかりと適切な回答をしてくださると思いますが、
美容師として見てきたことや勉強してきたこと、過去の自分の経験をもとに、
このブログでも、同じように悩んでる人に向けて書いていこうと思います。
フケは悪いもの?
世間一般の「フケ」のイメージっておそらく、
「不潔」「髪や頭皮を洗ってない」が多いんじゃないかな?と思うんですが、
実際はそういうこともないんですよね( ̄∇ ̄)
頭皮や全身の「皮膚」っていうのは、
内側で新しい皮膚の細胞が作られて、それが少しずつ表面に出てきて、表面に出てきて古くなったら剥がれるという「新陳代謝」「ターンオーバー」を約28日〜56日の周期で繰り返しています。
表面の古くなった皮膚(角質)は、「垢」(あか)と呼ばれることもありますが、
頭皮の場合は「フケ」と呼ばれることが多いです。
なので、
「フケ」は決して悪いものでも不潔なものでもなく、生きていれば誰しも出てくるものだし、
フケが出てるってことは皮膚が正常であり、キチンと新陳代謝が行われている証拠なんです!
2種類のフケ
体で言う「垢」であるフケですが、
フケは2種類あるんです。
【乾性のフケ】
頭皮が乾燥し過ぎることで出てくる、粉のような細かいフケ。
【脂性のフケ】
頭皮に油分が多くなり過ぎることで出てくる、しっとりとした大きなフケ。
通常、フケが出ることは全く問題がないけど、
一日で以上に出る場合や、かゆみを伴う場合はやはりよくない状態で、「フケ症」とも呼ばれたりするんですが、
そのフケの種類によって、頭皮がどんな状態か?どう対処をすれば良いか?っていうのもわかることが多いです。
僕が今まで見てきた方の多くや、今回ご相談してくれた方もですが、
比較的「乾性のフケ」である場合が多いです。
「乾性のフケ」の人が多い理由はコレかも?
あくまで僕が今まで見てきた中でのお話になりますが、
やはり元々「乾燥肌」で、頭皮も乾燥しやすい方もいるけど、
多くの方はおそらく、
「シャンプー剤で頭皮を洗い過ぎ」ではないかと思います。
…いや、フケが出るからしっかり洗うんよ。
って思った方もいると思いますが、
逆に、
シャンプー剤で頭皮をしっかり洗うから、頭皮が乾燥してフケが多く出るんですよ( ̄∀ ̄)
頭皮の乾燥、乾性のフケを落ち着かせるために「洗わない」…??
先ほども書きましたが、
特に「乾性のフケ」は、頭皮が汚れてるから出るわけではありません。
汚れてるから…とか、
シャンプー剤で頭皮を洗わないといけない…と思い込んで、
洗浄力の強いシャンプー剤で洗うと、
頭皮に必要な油分やいろんなものまで落としてしまい、
頭皮を守るバリアが弱くなったり、頭皮の環境が正常ではなくなって、
乾燥させてしまってかゆくなってしまい、掻く(かく)ことでポロポロとフケが出ちゃう。
もっとひどい場合は掻き過ぎて「湿疹」が出てしまい、余計にかゆくなる…。
実際、僕がそうでした。
頭が痒くて痒くて…
シャンプー剤をしっかり頭皮につけて念入りに洗ったらスッキリして気持ち良いけど、
ドライヤーで髪を乾かすとまた痒くて…
薬を塗ったりしても良くならなくて…
そんな僕が今、頭皮のトラブルがほとんど無くなったのは、
何か特別なことを始めたわけでもなく、
「シャンプー剤で頭皮を洗う」ということを辞めた。
たったコレだけです(。-∀︎-)ニヒ♪︎
髪の毛にはスタイリング剤をつけるので、それはシャンプー剤を使わないと落とせませんが、
ほとんど何も付けてなく、髪の毛に守られてる頭皮は、
意外とシャンプー剤で洗わないと落ちないような汚れってそんなに多くなかったりするので、
お湯でキチンと流せば、結構大丈夫だったりします。
巷では「シャンプー剤を使わずお湯だけで洗う」洗い方を「湯シャン」と呼んだりしますが、
僕の場合は頭皮だけ湯シャンをしているような感じです。
最初はやっぱり抵抗があったし、「匂わないか?」「不潔な気がする」と心配でしたが笑
やっていくうちに慣れてしまって、
気がついたらかゆみも湿疹もなくなっちゃいました。
※あくまで、僕の場合はそれで改善したことであり、全ての人がそれで改善するということはないと思います。
いろいろやってもダメなら…
‥っていう感じで前置きがめーーーーっちゃ長くなったけど(僕のブログではよくあること笑笑)
念入りに洗ってみたり、「フケ・かゆみ用のシャンプー」を使ってみたり、皮膚科でもらった薬を使ってみたり…
もちろんそれで改善するんなら良いですが、
「何をやってもフケが多くて痒くて気になる…」
のであれば、
いろいろやってみたことを「辞めてみる」
というのも良いんじゃないか?と思います。
髪のお手入れ、ケアでもそうですが、
何かをやればやるほど良い!というものではなく、
ほどほどの方が良かったり、やり過ぎてしまってることでかえって悪くなってるということも実は結構多いです。
よくあるのが「オイルのつけ過ぎ」|ω・)チラ
なんとなく髪に良さそうだから…と、
オイルインシャンプーやトリートメント、洗い流さないオイル、スタイリング用オイル…と何層にも重ねることで、
ごわついたり重たくなってまとまらないということも多く、
ごわついたりまとまらないからと、もっとオイルをつけてもっとごわついたりまとまらなくなって…
そんな時は一度、オイル系のものを使うのを辞めてみたり、
キチンと油分を落とせるシャンプー剤で髪の毛だけをしっかり洗ってみると、
意外と髪が軽くなって良かったりもするし、
その状態でじゃあホントに必要なヘアケアってなんだろう?ってことが分かりやすくなったりするんですよね(*^^*)
話は頭皮に戻りますが笑
毎日シャンプー剤でしっかり洗わないといけない、不潔である。ということはないので、
頭皮に必要な油分を残すイメージで
シャンプー剤で頭皮洗うことを辞めてみてはいかがでしょうか?
…というお話を、
YouTubeでもしっかりしておりますので、
今回のブログの内容が分かりにくかった時は、ぜひご覧ください!
(チャンネル登録もよろしく!)
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