こんちはー!
福岡市東区の千早、香椎の近く、若宮でボブとショートヘアなどの短いヘアスタイルばっかり切ってる美容師、
「ショート&ボブクリエイター」の岡部ツカサです。
頭皮が硬い。
テレビや雑誌でそのような話を聞いたことがあったり、美容師さんからそう言われたりして、
みなさんも一度は「頭皮に硬さ」を気にしたことがあるんじゃないでしょうか?
僕も美容専門学校生の頃、シャンプーの授業中に担当の先生に頭皮の硬さをチェックしていただいた際、
「うん…」となんとも言えない回答をいただき、それが今でも気になっています笑笑
…という僕の昔の思い出はどうでもいんですが(≧∀≦)
そんな「頭皮の硬さ」についてはいろんな噂や話があります。
例えば、
「頭皮が硬い人はハゲる」とか(←専門学校時代のアレはこのことか?笑)
逆に柔らかいと「たるみやすい」とか。
今回はそんな「頭皮の硬さ」について、
美容師である僕が勉強してきたことや、実際いろんなお客さんの頭皮を見たり触った際に感じたことなどをお話していきます。
「頭皮を指で押したり揉んだりすると痛いような…」
「頭皮が硬いから薄毛になるんじゃないか心配…」
と思ったり悩んだりしてる方もぜひ参考にしてみてください。
なぜ、頭皮は硬くなる?
頭皮にもいろんな「筋肉」がついているんですが、腕や足のように毎日よく使う筋肉とかではないので、
他の場所よりどうしても筋肉が硬くなってしまいやすいんです。
なので手指を使ってもみほぐしたり動かしてあげないと、
筋肉がどんどん硬くなってしまい、それが「頭皮が硬い」ということに繋がります。
さらに、血液を押し上げたり流す時にも筋肉は使うので、
その筋肉が硬くなってしまえば、血液の循環も悪くなってしまう。
血行が悪くなると、毛根に十分な栄養が行きにくくなって、抜け毛、薄毛、白髪につながることもあります。
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逆に「頭皮がぶよぶよ」も良くない!?
頭皮を触って「私は硬くなく、むしろぶよぶよしてる」という方も、
実は注意が必要なんです。
ぶよぶよする原因は、「頭皮のむくみ」
「むくんでる」というのは「血行不良」からリンパの流れが悪くなって、体にとって余分なもの(老廃物)が溜まってる状態なんです。
むくみは「顔のたるみ」につながる他、
頭痛や眼精疲労などの「疲れ」繋がります。
頭皮が硬い、ぶよぶよをチェック。
…と、硬くなる理由と硬くなることで起こることと、逆にぶよぶよの原因と起こることを簡単にですがお伝えしましたが、
じゃあ、「硬い」「ぶよぶよ」の具体的な状態や、自分はどっちなんだろう?と思った方に向けて、
自分で簡単にチェックする方法をお伝えします。
頭頂部の少し横を押す。
頭にてっぺんから少し横にずれた場所(前から見た時に黒目の延長線上)を、インターホンを押すぐらいの力で押した時、
痛みを感じたり、「オレンジの皮」のような分厚くて硬い感触と似ていたら、頭皮が硬い、硬くなってる可能性が大きいです。
理想的なのは「硬いグミ」ぐらいにほどほど弾力がある硬さ。
あとは押しながら揺らした時に頭皮がほとんど動かない場合は頭皮が硬い可能性大です。
耳の上の頭皮を触ってみる。
耳の少し上の頭皮を指2〜3本で押して揺らした時、
熱が出た時におでこに貼る「冷却シート」のようなプルプルした、水が入ってるような柔らかい感触だった場合は、
「頭皮がぶよぶよ」してたるんでる可能性大です。
また、頭のてっぺん付近がその感触だった人も、頭皮がぶよぶよしているので注意が必要です。
「頭皮が硬い」の対策。
硬くなった頭皮を改善に導いたり、多少緩和したりと、できることはいろいろあるんです。
その方法をいくつか紹介します。
ただ何もせず、硬くなった頭皮から起こるいろいろな症状を黙って迎えますか?それとも…
てっぺんをほぐす。
(※イメージです)
頭のてっぺんの真ん中を、指の腹で頭皮に対して垂直に押して、揺らします。
これをてっぺんの前側から後ろに向かって少しずつずらしながら行っていくと、硬くなった頭皮の筋肉がほぐれていきます。
力加減は強すぎず、「痛気持ちいい」ぐらいが理想です。
真ん中が終わったら左右少し横になってずらして、両脇も同じように。
合計で約3分ぐらいゆっくり、一日のうちでいつやってもいいですが、お風呂上がりや寝る前などのリラックスタイムにやるとさらにリラックスします。
そして毎日やることを心がけて欲しいです。
その時に一緒に「頭皮用化粧水」「育毛剤」を使うとより効果的です。
耳の上をほぐす。
(※イメージです)
耳の上の筋肉も意外と凝り固まっていたり、ぶよぶよの頭皮の方は特に耳周りのリンパの流れが悪いことが多いので、
耳を両手で塞ぐような感じで耳上の頭皮に手のひらを当てて、押しながらくるくる頭皮を回してください。
回しながら手を後頭部の方にずらしていきます。
1分ぐらいゆっくりほぐして、これも毎日行うと効果的です。
定期的に診てもらう。
自分で触ってチェックだけだと、良くなってるのかそうじゃないのかの判断もしにくいので、
時々は自分以外の誰か、プロの方にチェックしてもらったり、
その時の状態に合わせた施術やアドバイスを受けることも大事。
最近では「ドライヘッドスパ専門店」というところもあるし、
美容室で髪をキレイにしてもらいながら、頭皮のチェックや頭皮ケアをされることをオススメします。
アルコでも、髪をキレイにしながら頭皮ケアも一緒にできる「ヘッドスパ」のセットもご用意しております。
身体の疲れや状態が「頭皮の硬さ」になって表れてくることもあり、
頭皮の硬さは「あなたの身体のバロメーター」とも言えます。
髪と頭皮と、それからあなた自身。もっと大切にして欲しいと思います。
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