縮毛矯正をしたら、髪が根元から切れてしまった…?

※今日のお話は、

ARCOのお客さんから聞いた、実際にあった話を元に書きます。

 

 

 

 

 

そのお客さんは、お店や会社の火災保険のお仕事をされています。

もちろんARCOの保険もしっかり担当していただいてますし、

他の美容室の保険も担当しているそうです。

 

 

 

 

 

先日、そのお客さんから、

 

お客さん
縮毛矯正を強くかけ過ぎたら、髪の毛が切れてしまうことってあるんですか?

 

と聞かれました。

 

 

 

たしかに、よっぽど傷んだ髪にものすごく強い薬を使ったりアイロンの当て方を間違えれば、

髪の毛が限界を超え、崩壊して、ちょっと引っ張っただけで切れてしまうことはありますが、

 

美容師としての経験がそこそこあれば、切れるほどダメージを与えることはしないでしょうし、

逆に切れるほどダメージを与えるほうが難しいです😅

 

 

 

 

 

 

 

突然ご来店したお客さんに縮毛矯正をして、1ヶ月後起こった悲劇…

 

 

 

とある美容室に、

若い女性のお客さんが飛び込みで(予約をしないで)来店しました。

 

 

 

お客さん
縮毛矯正をお願いします。私の髪はかかりにくいので、強めにかけてください。

 

と、言われた美容師さんは、

そのお客さんの希望に応えるよう、できるだけ強めにかけました。

 

 

 

 

しかし数日後…

 

 

 

お客さん
もっとまっすぐなりたいので、もう少し強くかけてください。

 

 

と、かけ直しに来られました。

 

 

 

元々結構傷んでた髪だったし、2回続けての縮毛矯正はちょっと危険と判断した美容師は、

 

そのことを伝え、それでもかけるかどうか聞いたところ、

それでももう一回かけて欲しいと言われたので、

ダメージ具合に合わせたギリギリの範囲で慎重にかけました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから1ヶ月経ったある日…

 

 

 

 

 

突然、柄の悪そうな男性がドアを開けて入ってきました。

 

 

 

 

男性
うちの店の女の子がこの前ココで縮毛矯正したんだけど、髪が切れて前の方がハゲてしまったじゃないか!どうしてくれるんや!

 

 

と、いきなりすごい剣幕で怒鳴られて、

美容師さんもビックリ。

 

 

 

 

 

その男性が言うには、

 

1ヶ月前に来た若い女性のお客さんは飲み屋さんで働いてるんですが、

縮毛矯正をして1ヶ月経った時…

 

突然前髪の一部が根元から切れて、そこだけハゲたようになってしまったそうです。

 

 

 

それではお店で働けないから、

その分の慰謝料と、伸びるまでつけるウィッグ代やらその他諸々を払えと、

その美容師さんに言いにきたのでした。

 

 

 

 

美容師さんも、

縮毛矯正をする前にそのお客さんにリスクを説明したことを言いましたが、

何しろ証拠がないので、そこは聞き入れてもらえず…

 

 

 

 

困った美容師さんは、それを賠償責任で保険を使うことができるかどうか、

ARCOのお客さんの保険屋さんに相談されたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美容師である僕が感じた「おかしな点」

 

 

 

 

縮毛矯正をしたら、髪が根元から切れて、働けなくなった…

 

一般の人がこれだけを聞けば、

100%美容師さんのせいだから慰謝料等を払うのは当然と言われるでしょう。

 

 

 

 

しかし美容師である僕から見たら、

100%美容師さんのせいとは言えない、いくつかのおかしな点がありました。

 

 

 

若い女性のお客さんとその美容師さんが、

お互いにとって正当な結果になるよう、

僕は保険屋さんに、第三者の美容師としての見解を伝えさせてもらいました。

 

 

 

そこを伝えずに話が進んでしまうと、

その美容師さんの方が「被害者」になってしまうかもしれないと思ったので…

 

 

 

 

 

 

長くなったので続きは次回。