「縮毛矯正したら髪が切れた」から学べること。

先日のブログ⬇

 

 

 

今日はこの続きです。(読んでない人は読んでくださいね)

 

 

 

 

 

縮毛矯正をしたら、髪が根元から切れてしまった。

とだけ聞けば、悪いのは100%美容師さんになっちゃいますが、

 

もう少し詳しく聞いた僕は、

100%美容師さんが悪いとは言えない、いくつかのおかしな点に気が付きました。

 

 

 

 

 

縮毛矯正をして「1ヶ月後」に切れる。

 

 

 

もし、髪が切れた原因が100%美容師さんのせいなら、

縮毛矯正をした直後や、数日後に髪の毛が切れるはずです。

 

 

髪の毛が切れる時って、

ダメージが重なり、髪の毛が限界を超えて崩壊し、

引っ張るなどの力を加えた時です。

 

 

その髪に与えてしまったダメージというのは、

その美容師さんの2回の縮毛矯正だけではなく、

 

過去におこなった縮毛矯正のダメージ、

普段お家でコテやアイロンで熱を当てたり、

シャンプーや過度なブラッシングなど、

 

言い出したらキリがありません。

 

 

 

縮毛矯正して1ヶ月後に切れた原因は、

 

美容師さんが行った縮毛矯正やお客さんのお家での扱いによって、いろんなダメージが蓄積し、ある日突然髪が引っ張る力に耐えられなくなり、切れてしまった。

 

 

もちろん大きな原因は「縮毛矯正」ですが、

100%美容師さんが悪いとは言えないでしょうね。

 

 

 

 

 

切れた毛先に「違和感」…。

 

 

 

保険屋さんから特別に、被害を訴えてる女性の切れた髪の写真を見せてもらいましたが、

その「切れた毛先」に違和感を感じました。

 

 

 

 

髪の切れた先が、白くなってる…?

 

 

 

もしその被害者側が言うように、

縮毛矯正をして1ヶ月後に突然切れたなら、

切れた毛先が白くなることはなく、

プツッっとした切り口になると思いますが…

 

 

 

おそらく、

 

お家で、高温のストレートアイロンで引っ張って切れたんじゃないかと思います。

 

 

 

きっと、

縮毛矯正のかかり具合では満足してなく、

毎日ストレートアイロンで、高温の熱と引っ張る力を加えたところ、

髪が耐えられなくなり、切れた…

 

 

 

そうなると髪の毛が切れたのは、被害者の女性の髪の扱い方が原因ということになりますが、

「切れやすくなる原因」を作ったのは、やはり美容師さんということになっちゃいます😅

 

 

 

 

 

 

 

美容師もお客さんも、気をつけなければいけない。

 

 

 

保険屋さんの話でも、

やはり100%美容師さんが悪いとは言えないようですが、

こうなった以上、多少の支払いはすることになるでしょう…ということでした。

 

 

個人的には、被害者側が「イチャモン」付けてお金を取ろうとしてるようにも感じますが(笑)

 

 

 

 

 

まあしかし、今回のことで、僕たち美容師もお客さんの接し方や髪の扱いにもっと気をつけないといけないなと思いました。

 

 

お客さんの髪を扱う以上、やはり美容師は責任を持たないといけませんが、

お客さんにも、書面等でそれを理解してもらった上で行わないと、

今回のようなことになりかねません。

 

 

 

髪に関して言えば、やはり、

 

傷んだ部分は、トリートメント等で治ったり回復することはない。

 

 

だから、「どれだけダメージを最小限に抑えられるか?」が、

 

美容師の技術、お客さんのお家でのお手入れでは大事になってきます。

 

 

美容師の技術だけが「ダメージの原因」ではないことを、

みなさんにも知っておいて欲しいと思いました😁