「天然オイル」「天然美容成分」「天然ハーブ」
という言葉を聞くと、
「なんだか良さそう…」
とついつい思ってしまいますよね😁
もちろん「天然もの」は良いものです!
しかしなんでも「天然もの」を使えば良いってもんでもないんですよね…
「天然」は「人間のためのもの」ではない。
みなさんが普段使うシャンプーやトリートメントには、
髪をキレイにするために必要な成分が、必要な分だけ入って調整されているので、
天然とは言えない「人工」のものになります。
「人工」と聞くと、体に良くないイメージがあるかもしれませんが…
しかし、調整できるということは、
人間の都合に合わせて作ることができる!
ということなんです。
長持ちさせたければ「防腐剤」を入れることもできるし、
良い香りにしたければ「香料」を入れることもできます。
反対に、
人間の手が入っていない「天然」のものは、
人間の都合になんか合わせてくれません!
すぐ腐って使えなくなることもありますし、
香りも、もしかしたら人間が嫌う香りかもしれません。
「天然」ならではの効果。
ですが、天然には人工にはない特別な効果が期待できます。
例えば、
白髪を人工の「ヘアカラー剤」で染めると傷むけど、100%天然の「ヘナ」で染めると傷まない。
天然の木材を使う方が、人工の木材より風合いや温かみがある。
そんな天然の効果を、人間が「使わせてもらう」という考えが、
天然のものをうまく使うコツではないかと思います。
人によっては、
使い方が難しいけどうまく使えば効果がある「天然オイル」を髪につけるより、
使い方が簡単だけどそれなりの効果しかない「人工のオイル」を髪につける方がいいかもしれません。
「天然」が合わない人。
僕がARCOで「100%天然ヘナ(ハナヘナ)」を使う時確認するのが、
ハナヘナに「合わせてもらえるかどうか?」
ヘアカラーのように短時間でしっかり染まるものではないし、
ハナヘナ後のケアの仕方もちょっと気をつけてもらわないと、
ギシギシしたりベタベタしすぎたりすることも…?
短時間でしっかり染まって欲しく、明るさも選びたくて、
その後のケアもあまりしたくない方にはハナヘナは使いませんし、
普通のヘアカラーをお勧めします。
その方がハナヘナを使うと、きっと良いことがないと思うので…
天然にも人工にも、それぞれいい部分があります。
どちらかにこだわるのではなく、
両方をうまく使っていくことがいいと思います😁