【解説】ヘアアイロンの温度は何度ぐらいが良い?あなたが普段使ってるアイロンの温度を見直すと髪が変わります!

こんちはー!

福岡市東区の千早、香椎の近く、若宮でボブとショートヘアなどの短いヘアスタイルばっかり切ってる美容師、

「ショート&ボブクリエイター」の岡部ツカサです。

 

 

 

ここ数年の流行りのヘアスタイルに欠かせなくなってて、

おそらく一家に一本、もしくは一人一本持つようになった美容アイテムといえば…

 

 

 

「ヘアアイロン」d(≧︎▽︎≦︎*d)

 

 

アルコのお客さんでも、

毎日ヘアアイロンで可愛く素敵にスタイリングしてる方、

お出かけの日はヘアアイロンでスタイリングしていつもと違う雰囲気にしてる方、

ヘアアイロンを使ってみようか迷ってる方、

などなど…

施術中も「ヘアアイロン」についての話をすることも多くなってきています。

 

 

今回はその「ヘアアイロン」についての大事なお話です(*^▽^*)

 

ヘアアイロンの「最適温度」は?1○○℃以上は危険?解説します!

 

アルコの多くのお客さんから「ヘアアイロン」についてよく聞かれる質問が、

「何度ぐらいで使ったらいいですか?」

という[ヘアアイロンの温度]について。

 

その際に、「実際今、何度ぐらいで使ってますか?」と聞いてみたり、

質問されてないけど僕の方から聞いてみたりもするんですが、

 

ほとんどのお客さんが、

僕が思ってたより温度が必要以上に高かったです(・∀・)

 

 

僕がお客さんたちにそこをちゃんと伝えてなかったということなので、

僕自身も反省すべきところではあるんですが…σ(^_^;)

 

その反省も踏まえて、

「ヘアアイロンの温度」について迷ってたり疑問に思ってたり、なんとなくその温度で使ってる人に向けて、

僕の考えや知識をもとにお話していきます(*^^*)

 

 

「髪の毛」と「熱」の話。

 

ヘアアイロンの「最適温度」の前に、このお話から。(焦らしてごめんね笑笑)

 

知ってる人もいると思うけど、

「髪の毛」っていうのは主にケラチンという「タンパク質」でできています。

 

コレはみなさんのもっと身近なもので言うと、

卵(玉子)とおんなじなんですよね。(最近卵の値段高いよね〜泣)

 

 

そんな卵も「熱」を与えることによって、

 

熱湯でグツグツ茹でれば「ゆで卵」

 

熱したフライパンの上で焼けば「目玉焼き」

 

という感じで、とろっとろの白身や黄身が硬くなったり、形状が変化します。

 

 

卵とおんなじような成分でできてる髪の毛も卵のように、

「熱」を与えることで硬くなったり、形状が変化することがあるんです。

 

 

コレを「タンパク質の熱変性(たんぱく変性)

と言うんですが、

「縮毛矯正」や「デジタルパーマ」なんかはこの「熱変性」も利用して髪の形状を変えています。
(ただその反面、髪の毛が硬く感じたり、ヘアカラーをしても明るくなりにくいなどのデメリットもありますが…)

 

 

「熱変性」を起こすとどうなる?

 

先ほどもお話しした「髪が硬くなる」というところから、

パサパサする、まとまりにくくなる、という状態になりやすいです。

これが原因で多くの人が「アイロンを使ったら髪が傷む」と感じてしまうんですよね(>_<)

 

そしてその熱変性をし過ぎてしまうと、

ヘアカラーをしてもすぐに色が抜けてしまうし、染まりにくくなるし、

パーマがかかりにくくて、かかりにくいからパワーの強い薬や方法でかけると今度はチリチリになったりもします。

 

 

という、ご自身にとっては不都合なことが起こりやすい状態になってしまいます(;゚∀゚︎)

 

 

ですが、この熱変性が必要な場合もあったりして、

さっきも書いたけど「縮毛矯正」や「デジタルパーマ」は熱変性をすることで髪の形が変わるし、

スタイリングの時にアイロンを使う場合も熱変性をさせたほうがしっかり形がつくんですよね*ˊᵕˋ)੭

 

 

「熱変性」を起こしてしまう温度は?

 

髪の毛でも卵も「熱変性をし始める温度」っていうのがあって、

それぞれその温度は違うんですが、

 

髪の毛の場合、

乾いた状態で約140℃、

濡れた状態で約60℃

と言われています。(所説ありますが、だいたいこのぐらいの温度ですw)

 

 

なので髪が乾いた状態でアイロンを使ってスタイリングする際、

髪の毛に約140℃の熱が伝わると、

熱変性はしてしまう可能性はあるけどそのダメージは割と少なく、しっかり形がついてくれて、

それ以上に高い温度(180℃とか200℃)が髪に伝わると、

髪の毛の熱変性が激しく起こって、ダメージも大きくなるし、ご自身にとって不都合なことも起こりやすくなるということです。

 

 

そしておそらくみなさんが意外だと思ったのが、

「濡れてる状態だと約60℃」

 

濡れてる状態からドライヤーで乾かす時、ドライヤーの風の温度が高過ぎたり、ドライヤーの吹き口を近づけ過ぎたり、「くるくるドライヤー」の使い方によって、

髪に60℃以上の熱を与えてしまい、ヘアアイロンの時とおんなじようなダメージを与えてしまうんです。

 

だからヘアアイロンだけでなく、ドライヤーの使い方も大いに気をつけないといけないんですよね( ̄▽ ̄)

 

 

アイロンを通す「スピード」も重要!

 

ではアイロンを使うときに絶対「140℃」以下じゃないとダメか?というと、

そんなことはないんです。

 

しかも、

僕たち美容師の多くは普段、140℃よりもう少し高い温度でアイロンを使うことも割とあります(≧∀≦)

 

 

アイロンの温度を180℃にして髪に通したら、必ず髪に180℃の熱が伝わるわけではなくて、

アイロンを通すスピード、アイロンを髪に当てる時間によって、髪に伝わる温度ってちょっと変わります。

 

熱くなったアイロンのプレートに指を置いたとき、ずっと置いてたらもちろん大火傷するけど、一瞬だったらちょっとだけ熱いかな〜ぐらいで済みますよね?

そんな感じです笑

 

 

ただ、僕たち美容師はお客さんの髪をアイロンでスタイリングするとき、その辺も踏まえてアイロンを通すスピードを速くしたり効率よく当てることはできますが、

お客さんがご自身で自分の髪にアイロンを通す場合ってそんなに速く効率よく当てるのってきっと難しいし、

髪のダメージ度合いによってもまた変わってくるので、アイロンの温度が高すぎる場合は操作がかなり難しくなります。

 

 

140℃を「目安」にして見直してみてください。

 

ということで、

ヘアアイロンを通すスピードや髪の状態にもよるので、「この温度じゃないとダメ!」っていうことはないんですが、

 

「なんとなく高い温度で使ってた」

「髪が硬くなるなったりパサパサするのがすごく気になる」

という方は、

一度「140℃」で使ってみても良いかな〜って思います。

 

それでしっかりスタイリングできるなら髪のとってもそっちの方がいいでしょうし、

それでも物足りなければアイロンの通すスピードをもう少しゆっくりにして形をしっかりつけるとか、

場合によってはもう少し温度を上げた方が良いかもしれないし、

とにかく「140℃」というのを1つの目安として考えてみてください(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 

 

 

‥っていう今回のお話を、

 

【YouTube】でも解説してるので、よかったらご覧くださいね♪

 

 

 

可愛く素敵なヘアスタイルに必要であることが多くなってきた「ヘアアイロン」

髪への負担も大事に考えながら使って、可愛く素敵な自分でいてくださいね╰(*´︶`*)╯

 

 

 

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