【髪型オーダーについて】写真まで見せたのにその通りの仕上がりにならないのはなぜ?

こんちはー!

ボブやショートなどの短いヘアスタイルのカットが大好きな美容師、

岡部ツカサです!

 

 

 

美容室で髪型をオーダーする時にしっかり「ヘアスタイル写真」を見せたのにも関わらず、

なんで違う仕上がりになったりするの?

 

 

そう思ったり、実際そういう経験をしたことがある人、

少なくないと思います。

 

 

 

口だけで伝えたんなら「うまく伝わってなかったかな…」って思うこともあるかもしれないけど、

 

 

 

(こんな感じで)「実際に写真を見せた」のに…

 

 

 

そんな感じでちょっと悔しい気持ちにもなりそうですよね(^^;)

 

 

 

そんな思いを持ってる方に向けて、

 

今回は美容師である僕が、僕の見解で、

「ヘアスタイル写真を見せてもその通りの髪型にならない理由」

についてお話します(。-∀︎-)ニヒ♪︎

 

 

 

プロの美容師なら、見せた写真のヘアスタイルを再現できるもんでしょ?

 

 

もしかしたらこのように思ってる人もいるかもしれませんが、

 

実は、

そんなことはありません( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

もちろん、写真のヘアスタイルを忠実に再現するのが上手な美容師さんもいると思います。

でも、どこのどんな美容師さんもそれが上手にできるいうわけではないんです|ω・)チラ

 

 

 

僕たち美容師は、

 

自分が培った技術や知識を使って、お客さんを可愛く素敵にしたり、

お客さんがおウチで可愛く素敵でいるためのアドバイスをする「プロ」ですが、

 

 

 

「写真のヘアスタイルを忠実に再現するプロ」ではないんです( ̄∇ ̄)

 

 

 

他のお店の料理を忠実に再現する「飲食店」ってある?

 

 

大袈裟かもしれないけど、例えるならこんな感じ笑笑

 

きっと腕のいい料理人も、

自身が培った料理の技術や知識やセンスみたいなので、

お客さんに美味しい料理を作って喜んでもらうことは得意だと思うけど、

 

インスタ映えしてる美味しそうな料理の写真や、

過去に食べた忘れられないぐらい美味しかった料理の写真を見せて、

「これと同じように作ってください」

って言って、忠実に再現できる料理人って…

どれだけいるでしょうね…(≧∀≦)

 

 

「写真で見せてもらった料理を忠実に再現できる」って、きっとどこのどんな料理人でもできるようなことじゃないし、

決して、忠実に再現できる料理人が「腕のいい料理人」とは限らないですよね。

 

 

髪の切り方は「全国共通」ではない。

 

 

一応美容師の業界内では「基本のカット」「基本のヘアスタイル」みたいなのがあって、

カットの勉強をし始める時はそれからまずは覚えていったりするんだけど、

 

そこから美容師さんそれぞれ、

勉強の仕方や経験、いろんなものがおり混ざって、

美容師さんそれぞれの「オリジナル」になっていくんです。

 

 

だから僕のカットの仕方を他の人がすぐに真似できるもんでもないし、

真似しようと思っても、うまくいかないはずだし、

逆に僕も他の美容師さんのカットの仕方はすぐには真似できません。

 

 

だから「ヘアスタイル写真」ってのは、それを切った美容師さんの「オリジナル」なわけで、

 

その「オリジナル」を他の美容師さんが忠実に再現しようと思っても、

切る美容師さんそれぞれで切り方は違うし、

そうなると仕上がりが美容師さんそれぞれで変わってしまうのは当たり前。

 

 

だけど、

美容師さんそれぞれ切り方や感性に違いがあるから、

いろんな可愛いヘアスタイルが生まれるんです。

 

 

もし切り方が「全国共通」だったら、

きっとつまらなかっただろうね(≧∀≦)

 

 

思い通りにならないのは「美容師さんの切り方」以外の部分にあったりする。

 

 

ネットやSNSにはたくさんの可愛いヘアスタイルがあるけど、

そのほとんどが、

美容師さんが仕上げにアイロンを使って巻いたり形をつけたり、

スタイリング剤でシルエットを整えたり束感を作ったりしてます。

 

 

だからカットだけではなく、

アイロンやスタイリング剤の使い方、あとは写真の撮り方でヘアスタイルが決まるんです。

 

 

逆に言えば、

アイロンやスタイリング剤の使い方や写真の撮り方が違えば、

写真と同じようなヘアスタイルにはならないこともある。

ということ。

 

 

 

そういうことが原因で、

美容室に行った次の日になると全く形にならないとか、再現できないっていう悲しいことが起こりやすいんです(;゚∀゚︎)

 

ちなみに、

アルコでは極力アイロンを使ったスタイリングはしないし、

スタイリング剤をつけるときもあんまり難しくならないようにしてます(^-^)

 

そして、おウチで次の日からも可愛く素敵でいられるために、

スタイリングの仕方をお客さんにお伝えしてます。

 

 

「写真をもとに、自分に似合う、自分が可愛くなるヘアスタイルにしてもらう」っていう考え。

 

 

そんなこんなで、

「写真のヘアスタイルを忠実に再現してもらう」ってのは意外と簡単ではないんです。

 

それに、

本当は可愛く素敵になるために美容室に行ってるはずなのに、

「写真のヘアスタイルを再現してもらう」「自分の伝えた通りにしてもらう」ことが目的になってる人もいたり…(^^;)

 

 

 

もし、

「いつもヘアスタイル写真を見せてるのになんか違う感じにされる…」

「写真を見せてるのにその通りにならないのはなぜ?」

って思ってる人がこれを見てくれてたら、

 

 

写真の通りにしてもらうんじゃなく、

 

写真をもとに自分を可愛く素敵にしてもらうことをオススメします(^_−)−☆

 

 

 

きっと他の美容師さんもそうだと思うけど、

美容師である僕も、

「写真や伝えてもらったことを忠実に再現する」より、

「お客さんを可愛く素敵にすること」が仕事、使命だと思ってますからね!